災害弱者

おかげさまで本日予定通り退院を果たしました。利尿剤とクラゲのせいか、お腹がかなりぺったんこになりました。うれしいです。今回は考えてみたら1週間の入院でしたが、その前に2カ月の入院があり、その後1カ月もしないうちに今回の入院だったので、実際よりずっと長く病院にいた気分です。
マルサといっしょに自宅に帰り、家でゆっくりくつろいでいたところ、地震に見舞われました。皆さんのところは大丈夫だったでしょうか。我が家は、自宅で仕事をするマルサのデスク周りが、本、書類の雪崩で埋まってしまったほか、あちこちに被害がありました。今後の対策が課題です。
マルサはたびたびこの話をするのですが、また「災害弱者」について語り出しました。阪神淡路大震災の際、病気の人が苦労した話はマルサからも何度か聞いています。例えば、ある人は見た目は健常者なのですが、身体を冷やすことが致命的な病気を患っていたそうです。避難所でひとりにひとつずつ毛布が配られた時、周囲の人々が皆殺気立っていたため、その人は病気のことを言い出せず、おとなしく毛布をひとつもらって休んだのですが、そのために命を落としてしまったそうです。大変悲しい話です。
お年寄りや乳幼児のいる家庭の他、病人も立派な災害弱者で、ということは僕も認めたくはないけれど今や災害弱者です。僕も薬や有機野菜が手に入らない状況になったらとても困るし、万が一避難所に身を寄せるようなことになったら大変です。
退院後はなるべく運動をしよう、と思っていたので、気を取り直して夕方近所までふたりで散歩に出かけました。やっぱり外を歩くのはとても気持ちが良いです。朝病院を出る前にもちょっと院内を歩いてみました。1階で会計をするために、行きは歩いたのですが、帰りは実は疲れ果てて車いすのお世話になってしまいました。相当体力が弱っているな、と思ったのですが、夕方の散歩はかなり歩けました。地震でマンションのエレベーターが止まってしまっており、我が家は4階なのですが、帰りは4階まで階段を上りました。一度も休まず一気に登り切ったので、これにはマルサもびっくりしていました。

済陽(わたよう)式「ガンの食事療法」Webサイトはこちらをご覧ください。

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