フラメンコダンサーのWさん

フラメンコダンサーのWさんから久しぶりに連絡がありました。ちょっとご無沙汰していましたが、なんと、乳癌を患っているとのことでした。1年ほど前に撮影で舞台を拝見していましたが、あの時はすでに手術をした後だったということを、いまさらながらに聞いて驚きました。実は僕もすい臓ガンで・・という話になり、電話が少し長くなりました。
Wさんは今、乳がんが、肺に転移して、余命が3カ月と言われているそうです。45キロあった体重が今33キロしかなく、そんな今の姿を撮影したい、という話でした。さっそくうちのスタッフや脚本家の三村さんにも相談し、引き受けることになりました。どんな作品になるのかわからないが、命をかけたドキュメンタリーです。
末期癌であるダンサーが、カメラの前で、痩せた体を見せて、何かを表現しようとしている。僕は何を描いたら良いのか考え続けています。彼女の命、肉体、踊り、生と死を僕が1年半ぶりにカメラを持って描いてみようと思います。何だか運命みたいです。僕にとってもこんなに命を考え、感じることはないだろうと思います。

済陽(わたよう)式「ガンの食事療法」動画サイトはこちらをご覧ください。

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